花ブロックをご存じ?!アメリカから来た花ブロックの歴史
2024年11月15日 07:09
花ブロックという言葉を聞いたことがありますか?!
実はこの花ブロックは日本のある地域で70年ほど前から盛んに使われてきました。
その地域とは「沖縄」です。旅行では人気の場所ですから、沖縄に行った事がある方ならみなさん一度は目にしているはずです。
ジャーン!これです!花ブロックとは建築建材です。昭和の時代から本州でも使っていますがその呼び方が違います。沖縄以外では一般的には「透かしブロック」と呼んでいます。ブロック塀で所々見るデザインされたブロックで、向こうが見えるアレです(笑)
私は建材業界で40年近く働いていますが花ブロックの名前を初めて聞いたのは2017年の夏でした。
それも埼玉県で、知合いのよく行くカレー屋のご夫婦から聞きました。はじめはあまり興味は無かったのですが、耳に残る単語だったのでいつの間にか覚えてしまい興味を持ち始めました。
花ブロックの歴史
花ブロックは沖縄発祥とほとんどの方が思っています。確かに日本ではそうなのですが、世界ではどうでしょう。
実は沖縄では1954年頃から使われ始めましたが海外では1930年ころから既に存在していました。それはアメリカのカリフォルニア州です。その中でもパームスプリングという町で盛んに使われていました。
沖縄では、第二次世界大戦終戦直後にアメリカ軍の基地と米軍住宅が出来る際に、セメントと同時に花ブロックの機械も持ち込まれたのが始まりと言われています。
沖縄ではそれまで木造の沖縄古民家から、それをきっかけにコンクリートの家が作られ始めました。台風が多い沖縄ではコンクリート住宅が機能面でとてもマッチしました。
沖縄の人々はその機械を組み立て、見よう見まねで花ブロックを作り始め、やがて広まっていきます。当時は複数社の花ブロックメーカーがありましたが、やがて沖縄ですら、製造元が減っていきます。
そして2012年頃から「渋谷ヒカリエ」など都内の商業施設で花ブロックがチラホラ紹介され、2018年ごろから人気が出はじめ現在に至ります。
沖縄花ブロックとは
沖縄で花ブロックは1954年ころから使われはじめました。デザインも含め、その考案者は建築家の仲座久雄氏によるものとされています。
当時は「異型ブロック」と一般的に呼ばれていたそうです。後に花ブロックと呼ばれるようになりました。
花ブロックの以外の呼称としては「花形ブロック」があります。沖縄以外の都道府県では「沖縄ブロック」「透かしブロック」「琉球ブロック」と呼ぶ人もいます。海外では「スクリーンブロック」「ブリーズブロック」「デコレーションブロック」と呼ばれています。
また、花ブロックの語源は「花(フラワー)」と思いがちですが、琉球王国時代から続く沖縄伝統の織物の「花織(はなうい)」が語源とされています。
花織の花とは幾何学的な柄のパターンを意味していると言われています。花織は沖縄で地域ごとに約12品目ありますがその中で唯一【知花花織】があります。知花花織は2012年に沖縄では最後となる、経済産業大臣指定「伝統的工芸品」に指定されています。
知花花織はたまたま、当時の王府の貢布でなかったので自由にデザインすることが出来ました。そのため祭事に着る衣装として定着していきました。
だからこそオシャレの中で花織のデザイン(柄)は、いくつも出来て現在の花ブロックの柄となっていったのです。花ブロックの柄の種類が多いのも納得します。
いかがでしたか?
今日は花ブロックの歴史と花ブロックとはどんなものかをご紹介しました。
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