【まとめ】ベトナムセメントタイルの特徴とその利点とは
2024年12月09日 13:03
※弊社では2025年1月中旬~下旬にベトナムセメントタイルを発売いたします。
詳しくはこちらをご覧ください。
ベトナムセメントタイルの特徴と利点
なぜ、いまセメントタイルなのか...。その独特な特徴と多くの利点から、近年建築やインテリアデザインの分野で注目を集めています。
【耐久性と安全性】
1850年代にフランスで生まれたセメントタイル(正式にはエンカウスティックタイル:encaustic tiles)は実際には170年間程しか経ってはいませんが、その構造から400年の耐久性があるといわれています。
その耐久性と美しさはスペインやモロッコにも直ぐに影響し、コロニアル建築の中で多く取り入れられました。
ヴィンテージやアンティークが世界的に見直されている中で、リサイクルできるもの、長く使うほどに経年変化を楽しめる素材が人気を集めています。これは人々の環境に対する意識の向上や美的感覚の変化によると思います。
弊社のベトナムセメントタイルは日本で使いやすいように、コンパネと同じ厚みの12mmにしています。12mmは2層に分かれています。表面から3mmまでがデザイン層で金太郎飴のように3mmの層は同じデザインが続きます。そこがスリ減るまで使えます。残る9mmがベース層になります。
また、写真で見えるようにその表面層には天然石のチップ(2~3mm)が埋め込まれています。これをテラゾー仕上げと呼んでいます。
これにより益々表面強度がアップするとともに、今まで外では雨が当たると滑りやすかったセメントタイルの滑り抵抗値が上がり、外部床でも使いやすくなりました。
更には上の写真のように、エンボス加工したベトナムセメントタイルも準備していますので、階段等の危険な場所では更に安心してお使いいただけます。
【デザインの多様性】
弊社のベトナムセメントタイルは元になるデザイン銅型が4000種類以上もあり、選べる色も120色以上あります。その組み合わせ中で「無限のチョイス」が可能です。それらのセメントタイルはISO9001取得済の工場で作られており、月産30,000㎡の生産能力を持っています。
ベトナムセメントタイルは全てのオーナー様、デザイナー様の満足を満たします。カスタムオーダー(納期2~3か月)も少量からご注文出来ますので無駄が出ないのも環境への配慮です。
【熟練職人による手作りと環境への配慮】
いまベトナムセメントタイルが見直される大きな利点「耐久性」の他にもうひとつ「環境への配慮」があります。
20年以上の熟練工による「芸術性」はもちろんですが、実はベトナムセメントタイルは生産するうえで、焼成プロセスを必要としないため、製造過程でのエネルギー消費が少なく、環境負荷がとても低く、CO2削減に大きく貢献しています。
【メンテナンス性の良さ】
何となくセメントタイルと聞くと吸水性が高いイメージを持つと思います。しかし弊社のベトナムセメントタイルはそのあたりが他のセメントタイルとは違います。表面はマット感あふれていますが、かなり高度があり、天然石のチップ入りのテラゾー仕上げのベトナムセメントタイルなどはそこまで水が染み込みません。その結果、テラゾータイルはベトナムセメントタイルの使える場所を広げました。
特殊なシーラーにより表面は防水されており、床の汚れを防ぎます。 コーヒーや紅茶の汚れは、8時間以内にきれいな水で拭き取れば全く問題はありません。 一定期間使用した後でも、床はまだきれいで輝いています。
しかしあまりにキレイに使うより個人的には経年変化を楽しんでいただきたいと思います。フランスの石畳の様にね。
【芸術的な価値】
ベトナムセメントタイルは正式にはエンカウスティックタイルと呼ばれています。エンカウスティック(Encaustic)とはエジプトや古代ギリシャで用いられていた絵画技法で、「美術史上最古の絵画技法」とも呼ばれています。
source:https://miho-nakahara.com/?p=35155
エジプトミイラの棺の蓋にその肖像画が描かれた技法でもあり蜜蝋をその絵画材料にしていました。この技法は耐光性、耐水性、耐酸性などをもつ優れたものとされています。
近年世界では環境に配慮し、リサイクル運動が盛んです。その流れを今ベトナムセメントタイルも汲んでいます。110年頃前にはフランスの隣、スペインではサグラダファミリア大聖堂で有名な建築家のアントニオ・ガウディもこのセメントタイルを好んで使っていました。
もっと古くから教会や寺院で使われていたセメントタイルは今ではヴィンテージモデルとして価値が高まっています。フランスの古くからの家をリフォームすると、100年以上前のセメントタイルがいたるところで顔を出します。本場のベトナムでもホーチミン市内の教会で、120年前のベトナムセメントタイルを剥がして修復して再利用する動きが近年高まっています。
(120年前に建設されたホーチミン中央郵便局)
【断熱性】
ベトナムセメントタイルは夏はヒンヤリと涼しく感じます。地球の温暖化により夏場のエネルギー需要は年々高まっています。エアコンを使えば使うほど大気は汚染されていきます。
暑い国に旅行に行ったときに感じた方もいらっしゃると思いますが、暑い国はどこでも床はタイルや石材が多いと思います。その素材が熱を持ちにくいという性質があるためヒンヤリと感じます。熱は高い方から低い方に移動する法則があります。素足で歩くと体温の熱をタイルが奪うため足の裏が冷たくなります。気候により昔の人々は建材を上手に使っていたのです。
【コストパフォーマンス】
ベトナムセメントタイルほど耐久性があり、芸術性もあり、環境に配慮した建材はありません。しかしそれはそんなに高いものではありません。地域柄物価の安いベトナムで作っているからです。
これがフランスやアメリカで作っていたら3~4倍はするでしょう。日本人は木の文化ですから一般住宅の床はフローリングが大半ですが、玄関やキッチン、お風呂場等の一部に使う分には価値のある建材です。また店舗こそ独特なベトナムセメントタイルの力を発揮します。そこには歴史と物語がたくさん詰まっています。
いかがでしたか?
今日はベトナムセメントタイルの利点と環境への配慮についてご紹介しました。
弊社では2025年1月にベトナムセメントタイルを発売いたします。先行して見積りやお問い合わせはこちらより承っています。
また、最新情報はいち早くインスタグラムでこちらをご覧ください。
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