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【知らなかった!】テラゾータイルの魅力を探ってみた(^^)/

2024年12月09日 13:02

※弊社では2025年1月中旬~下旬にベトナムセメントタイルを発売いたします。

詳しくはこちらをご覧ください。



私達のベトナムセメントタイルへのこだわり


弊社のベトナムセメントタイルの利点をお話しします。既にサイトの写真を見てお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、弊社のベトナムセメントタイルは一般的なセメント仕上げの他に、テラゾー仕上げをメインにしているという事です。ではテラゾーセメントとはどんなものなのでしょうか?



【テラゾー(terrazzo)とは】


テラゾーとは500年以上前にイタリアで生まれたものとされています。イタリアではモザイクタイルが有名ですが、そのモザイクタイルを床に敷き詰めるよりも効率的で安くできる利点が注目されました。



テラゾーとは天然の大理石を粉砕して細かくしてそれをセメントと混ぜ合わせて型に流し込み成形します。更に表面を研磨して仕上げた人工石材という意味を持ちます。テラゾータイルの独特なデザインとその耐久性に人気が集まり、アールデコ様式の建築からミッドセンチュリーのモダンインテリアに至るまで、多くの建築家に愛されてきた建材です。



【テラゾー仕上げの利点】


ではテラゾー仕上げの利点をお話しします。どんな場所で使われているかをお話しするとその利点が見えてきます。



主には商業施設や駅舎で使用されることが多いです。それは毎日数多くの人が歩く場所だからです。そうです、テラゾータイルは摩擦に強いのです。中に混ぜてある天然大理石のおかげで、簡単に表面がスリ減ることがありません。しかもベトナムセメントタイル自体の表面層は弊社の規格で3mmもあります。プリントした柄ではありませんので3mmの大理石が入った表面は驚くほどの耐久性を持っています。




またメンテナンス性の良さがあげられます。天然石を配合したベトナムテラゾーセメントタイルは表面硬度が上がり吸水率が低くなっています。そのため今までは外部で使いにくかったセメントマット仕上げにくらべ、防汚性が向上し自然に汚れを取りやすくしてくれます。テラゾー素材が外部空間のデザインの幅を広げました。



更には、天然大理石より安価にできるという意味では、広い面積の場所でも予算的に使いやすいという事です。テラゾーが多く出回った時期は昭和の高度成長期時代でした。そのころは天然大理石などの流通は海外という事もあってとても不安定でした。また当時の為替は1ドル360円だったため、輸入品は今の3倍に相当し高価で輸入できませんでした。



その人気のテラゾータイルも経済成長期を終え、頂点を迎えるバブル期に向かい、人々は更に高級志向となりテラゾータイルは人気が無くなり衰退していきました。



【今、何故テラゾータイルなのか】


栄枯盛衰を経験したテラゾータイルですが、近年とても注目を浴びています。SDGsです。これは2018年の統計ですが、インテリアデザインのトレンドとしてテラゾータイルはSNSの普及に後押しされ、Pinterestのテラゾーに関する投稿が2018年に319%増加した、というデータもあります。


source:https://www.abc-t.co.jp/columns/201904terrazzo01.html



とてもシンプルで主張しすぎないこのテラゾー素材はとてもノスタルジックな風合いをしています。



source:https://media.fukko-japan.com/


↑写真をご覧ください。天然大理石以外にも最近ではカラーガラスを混ぜたものもあります。見た目のかわいらしさ、POPな感じがSNS映えの注目となっています。



以前お話ししましたが、1940年~1960年頃にアメリカカリフォルニア州を中心に、世界的に流行った【ミッドセンチュリーモダンスタイル】でも当時このPOPな色彩や幾何学模様が流行となりました。当時はいたるところでテラゾー素材が使われています。さらにテラゾーは他の素材(金属・アクリル・木材他)との独特な組み合わせによるミッドセンチュリーモダンスタイルの世界に大きく影響を与えました。



もちろん見た目だけではありません。環境への配慮が備わっている建材だから今見直されています。



【環境にやさしいベトナムテラゾーセメントタイルタイルとは】

(理由①耐久性)


フランスで生まれて既に170年以上も経っているセメントタイルですが、フランスはもちろん、スペインやモロッコでも多く使われています。



特に教会や寺院でも当時のまま使われています。スペインではサグラダファミリア大聖堂で有名な建築家のアントニオガウディが約110年前頃によく使っていたようです。ベトナムでも120年前に建てられた中央郵便局でも1階の床面は全てベトナムセメントタイルで埋め尽くされています。




またベトナム各地の公共の建築物のベトナムセメントタイルは現在修復作業が盛んで新しく貼り換えないで当時のベトナムセメントタイルを修復して再利用しています。計算上は400年の耐久性があるとも言われています。長年使えるという事は無駄なエネルギーを使って製品を作らないという事です。





(理由②熱エネルギーを使わない)


ベトナムセメントタイル自体、プレス機で成型後は熱エネルギーを使いません。水を与えるとセメントですから自然に硬化します。正にエコフレンドリーな建築素材です。



(理由③リサイクル性の高さ)


本来製造の過程で出る端材や破棄していた建材の一部など利用できます。テラゾーは無限の表現性を持つため持続可能な社会を目指す現代にとてもマッチした建材であるといえます。ミッドセンチュリーモダンスタイル時代でも持続可能なデザインが注目されて、そのトレンドとセメントテラゾータイルの持つ持続可能性がマッチされて普及したと言われています。



(理由④芸術性)


アールヌーボーが流行ったコロニアル建築時代からバウハウスを経てミッドセンチュリーモダンスタイルから現代まで長きにわたりベトナムテラゾーセメントタイルは使われてきました。その中で世界的に今、ハンドメイド製品やヴィンテージ商品が注目されています。古の時を刻んだベトナムテラゾーセメントタイルはその商品価値が高まっています。


いかがでしたか?


今日はテラゾータイルどんなものかをご紹介しました。


弊社では2025年1月ベトナムセメントタイルを発売します。見積やお問い合わせ等、詳しくはこちらをご覧ください。


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